除籍後、庫外に出て鳥葬になっている排1です。ササラの装着状態が良くわかります。

その車内です。よく見ると3つのダイレクトコントローラーがあるのが見えますが、車端にあるのが走行用、車内中央にあるのはササラ用モーターの制御器です。車内中央に鎮座する走行用と同じササラ用モーター、関連機器と車内は非常に狭いですね。札幌のものも基本的には同じ構造です。

全身のトラ縞、恐ろしくクラシックな木造車体が印象的な函館のササラ電車が庫内で冬を待ちます。前後のデッキを撤去してササラを付けた上で車体中央に荷物扉(？)を開けた様子が良く解ります。

昨年除籍された筈の6ですが、現車はイベント用にでも使用したのか、見ての通りの恐るべきトラ縞塗装で現存しています。前面は元客室扉だった所で、扉を塞いでその跡に窓を設けた様子が良く解ります。車体断面も3とは異なるようで、複雑な前歴を匂わせます。